西田製凾株式会社

イノベーティブ部門 最優秀賞
企業概要
事業内容 製造業
所在地 〒613-0036 京都府久世郡久御山町田井新荒見140
代表者 斉藤 昌彦
HP 西田製凾株式会社
受賞のポイント
講評
支援テーマ:オリジナル災害対策用品の販路開拓
「小規模事業者持続化補助金」の採択を受け、令和元年10月に開催された危機管理産業展示会にてオリジナル災害対策用品を出品されました。展示会出展後の営業アプローチのプランを作成され、着実に顧客獲得活動を進められました。その後も出展商品の技術を基に新製品の開発打診を3社から受けられています。これら一連の製品開発は、自社の強みを活かしたイノベーティブな取り組みであり、イノベーティブ部門の最優秀賞の受賞となりました。今後も自社の技術力、営業力に磨きをかけ、新市場・新分野の開拓による成長発展により地域に貢献されることを期待します。

企業からのコメント

小規模事業者持続化補助金を獲得される前に抱えていた課題、悩み
弊社は木製・樹脂製品(コンテナ等)の製造工場です。その中で、2011年の東日本大震災を経験し、プラスチック加工技術を活かして何か役に立てないかと思い、災害対策用品の開発・設計・製造・販売を始めました。
梱包資材をメインに製造販売していた弊社にとって、災害対策用品の販路開拓は異業種の為、どのようなアプローチを仕掛ければ良いかなど多くの課題がありました。
小規模事業者持続化補助金獲得の際に苦労したこと
申請書は「企業概要」「顧客ニーズと市場の動向」「自社の強み」を踏まえ、「経営方針・目標」達成に向けた「販路開拓の取組」を書いていくという書式で、特に「顧客ニーズと市場の動向」は、弊社にとって災害対策関連商品市場は新分野の為、調査等に苦労しました。
補助事業(販路開拓)を実施していく中で、よかったこと、変化したこと
販路開拓として、展示会に出展しましたが反応は今一つでした。原因としまして社内での商品開発は、プロダクトアウトばかりであったことかです。しかし展示会に出展することで多くのお客様から要望を聞くことができました。新商品の発案においては、プロダクトアウトにはならず、常に会社側に立たず、マーケットインでお客様の立場で商品開発を行わなければなりません。
また、専門家から「展示会にはどのような展示会に出展するのか展示目的と事業目的を明確にして、ビジネスモデルを来場者に合わせることが重要で、限られた時間を有効に使わなければならない」「同展示会に最低3年出展」など展示会関係の他、「既存顧客を分析し、規模・地域・業種が同じような企業に営業を行う」などアドバイスを頂けました。
新たな取り組みをされる方へのメッセージ
取組には相当な時間と労力が必要となりますが、内容によって諸処問題が発生し、期限内に達成できるか不安になりますが、必ず達成できるものと信じ、取組んでください。
経営計画を作成することで、今後、事業を継続するための経営方針を明確にし、とるべき施策を見出すことが出来、自社を成長させてくれます。