日産スチール工業株式会社

優良技術革新賞
日産スチール工業株式会社
企業概要
事業内容 スチール製品製造業
所在地 〒619-1101 京都府木津川市加茂町銭司門田44-1
代表者 西部 清志
URL 日産スチール工業株式会社
受賞のポイント
講評
発表テーマ:果物・野菜の時間経過により発生するエチレンガスの吸着・分解・排出する機能を応用したコンテナの製品化計画
同社は平成28年3月に京都府知恵の経営報告書の認証を受けられ、自社の強みである技術開発力をベースに、市場ニーズを探求しつつ競争力の強化に取組んでこられました。今回の事業では、専門家の指導を通じて特許出願資料として最終段階の図面を作成され、実証試験への着手と特許出願の準備を進める段階までの伴走支援を受けられました。
エチレンを分解する技術については、同社が大学と連携して開発した「フレッシュママ」という包装材において一定の市場評価を受けおり、その技術を新たな分野に展開する取組みでした。今回の支援において、特許出願の可能性が高まり、権利の絞込みもできたことで計画よりも早い出願準備ができたことで、製品化の実現性が高まりました。取組みテーマである生鮮食品の輸送・保存コンテナは、多様化する生鮮市場流通や消費者の安心安全のニーズに対応したものであり、新しい機能を持った市場性の高いコンテナとしての製品化が期待されます。

企業からのコメント

知恵の経営・経営革新計画を取得される前に抱えていた課題、悩み
創業以来、約40年間を通じて、「一心不乱」に心をこめてより良いモノづくりを進めることを理念として経営してきた中で、激変する市場環境への対応をはかりながら、今後どのような方向で成長していくべきか、自社の進むべき道を見いだすことが課題であった。
知恵の経営・経営革新計画取得の際に苦労したこと
何年も経営してくる中で、良い時も悪い時もあったが、自然と自社のマイナス点を見ないように避けているところがあったが、知恵の経営報告書を作成していくことで、全て真正面から向き合う必要が出てきたこと。これまで正しいと思っていたことを否定しなくてならない事項もあり、心情的につらい場面があったこと。自分の思いだけを書いても伝わらないものであったこと。
知恵の経営・経営革新計画を取得してよかったこと、変化したこと
新たな営業先と取引する場面などで、登記簿謄本上には表れない自社について相手先が知りたい情報が記載されているので、『深いところまで知らせることができる会社案内』として活用できる。知恵の経営認証企業として、新製品の提案でも疑いなく受け入れてもらえるなど『会社の信用度』が大幅に向上したこと。社員にも配布し伝えたことで、会社の進む方向や考え方を共有できたことが良かった。
これから知恵の経営・経営革新計画を取得される方へのメッセージ
取組には時間的にも心情的にも負担となるが、取り組んでいくことで自社全体を見直すきっかけになり、完成したものは関係する取引先や社員等、多くの方に自社を知り理解していただくことができるものとなるので、ぜひ取り組んでいただきたい。