優良価値創造賞
株式会社名工技研
株式会社名工技研
![]() |
冷間鍛造工具・パンチ・ピン・超硬工具 製作/販売 |
---|---|
![]() |
〒614-8192 京都府八幡市野尻土井ノ内5番地6 |
![]() |
代表取締役 廣田 俊一 |
![]() |
株式会社名工技研 |
受賞のポイント
- 講評
- 発表テーマ:超硬ダイスの短納期化に対応するためのダイヤモンドチップ、砥石の最適化研究
平成25年度に「超硬ダイスの短納期対応の実現による受注拡大」を目標に経営革新計画の認定を受け、平成26年度には、「精度が出しにくく加工難易度の高い複雑形状のパンチピン加工の自動化に関する研究開発」を目標として、京都府中小企業応援条例に基づく研究開発型事業計画の認定を受け、成長が見込まれる市場での活動を開始されたところです。今回発表された研究開発の取り組みは、パンチ加工における生産効率が上がらない旋盤と検査測定の工程の一部を排除し、研磨工程として統合し自動化することで、生産性と品質維持の両立を図る取組みとして評価できるものです。
同社は、会社設立平成24年、創業2年目ながら、従業員一人当たり売上高が150万円/月を超える高い生産性を達成しています。鏡面加工に関する技術、砥石の研究開発、加工精度の追及姿勢など、自社の強みを活かしながら、高付加価値経営を目指す経営努力には、今後の事業成長が期待できるものです。
- 知恵の経営・経営革新計画を取得される前に抱えていた課題、悩み
- 平成24年1月に創業して資金面、人材面等に大きな不安を持っての出発であった。それでも様々な面で八幡市商工会の支援を受け、少しずつ自信を付けて来た。経営面でいつも相談できる環境を作っていただいたことは大きな支えになった。
- 知恵の経営・経営革新計画取得の際に苦労したこと
- 経営革新の法認定を目指さないかと商工会から言われて、取り組み始めたが頭では理解できてもその内容を事業計画上に落としていくことの難しさを実感した。自らの事業を体系立てて表現する困難さを痛感した。途中で何度も挫折しかけたが、商工会からの叱咤激励で何とか最後まで進むことが出来た。経営革新計画の認定を頂いてからは、全体像も理解でき、その後京都府元気印応援条例に基づく研究開発型事業計画認定や経済産業省のものづくり補助金の採択に繋がっていった。
- 知恵の経営・経営革新計画を取得してよかったこと、変化したこと
- 経営上の自信に繋がったことと人的ネットワークが広がったことかな。併せて経営者としての意識も少しは変わった。一番変化を感じたのは八幡市商工会での新春の集いやビジネスマッチングを通じて、同業者、異業者との仕事上の議論を通じて視野が広まったこと。
- これから知恵の経営・経営革新計画を取得される方へのメッセージ
- 地元商工会のネットワークを最大限活用していただき、どんどん法認定や提案公募型の補助金を取りにいっていただきたい。日々前向きに動かれる方が生き残る時代です。