株式会社花駒

優良価値創造賞
株式会社花駒
企業概要
事業内容 葬祭施工・生花販売小売・一般貨物運送業(霊柩)
所在地 京都府相楽郡精華町植田寺東5-2
代表者 代表取締役 上野雄一郎
URL 株式会社花駒
受賞のポイント
講評
知恵の経営報告書を顧客満足の向上、事業計画の策定及び推進という視点で効果的に活用され、その経営成果も想定以上の結果を出されています。さらに会食サービスの内製化という経営革新計画にも着手され、顧客のニーズ、ウォンツに対応した新しい価値提供を志向されています。それらの取り組みは「価値創造賞」に相応しく、また更なる経営成果を引き出すことは間違いないと思われます。
葬祭市場は、今後も成長する分野であるとともに、顧客や市場環境も変化していくことが予見されます。超高齢化社会では「地域ケア」という共助、互助の精神が求められるようになります。1,000名を超える会員数、50を超える加盟店など、貴社の地域に根差した事業活動は、「地域ケア」のネットワーク形成の一つのコア機能を発揮されるものと思われます。顧客や市場のニーズを先取りし、また提案型の事業活動を通じて、従来にない「心ひとつになる」価値創造に邁進されることを期待します。

企業からのコメント

知恵の経営・経営革新計画を取得される前に抱えていた課題、悩み
家族葬や直葬という低価格なお葬式形態の普及により、葬儀1件あたりの基本料金単価が下落してきた。
お葬式の祭壇に価格差を示してきたが、葬儀一連の流れについてのサービスに対する付加価値を求める様になって来た。
お葬式の祭壇費用は安価だが、食事については高価なものを選ばれる傾向が増えて来た。これは葬儀が単なる故人を送り出す儀式的なものから、親類縁者が集い、故人を中心とした人たちが集う場であり、お葬式が引き合わせたある種の家族の大切さを再確認するべき場であるという流れになってきた。
お葬式の基本料金単価は下落するも、トータルの集金金額の平均は前年度に比べるとそれほど落ち込んではにない、という事は葬儀ではなく料理やお花など、葬儀に付随するものにコストをかける傾向があると言える。
知恵の経営・経営革新計画取得の際に苦労したこと
葬儀社がこれまで100%外注をしていた料理部門を内製化するという新規性のある事業計画だが、そもそも外注をしても売上げ10%のマージンを得られていた。しかしながら、なぜ食中毒や食材ロス等のリスクを覚悟した上で内製化をするのか、その理由付けや、内製化をすることで得られる粗利率向上以外の数多くの効果を徹底的に洗い出し、作成を進めていきました。その為には今回の計画を何度も原点に帰り、自己問答を繰り返し作成するという作業を行ったのですが、何度も行き詰ることがありました。また、計画の作成と本事業のスタート時期が重なった事もあり、リアリティに富んだ内容になった事は良いのだが、大変忙しい思いをしました。
知恵の経営・経営革新計画を取得してよかったこと、変化したこと
何より、本計画をあらゆる角度からメスを入れ、確実に成功へ導く経営の「設計図」を手に入れることが出来たのは経営者にとって最高の成果であると考えております。それにより、社長である私自身がこの「料理内製化」に対して絶対的な自信が持てるようになりました。
また、料理部門のスタッフも、自分たちはただ単なる「料理を作る人」という意識ではなく、「葬儀サービスの向上」をしっかりと認識した上で仕事に取り組んでくれています。
これから知恵の経営・経営革新計画を取得される方へのメッセージ
私がまず思うのは、知恵の経営を先に取得して、経営革新を取得する流れが一番良いのではないかという事です。弊社も約2年半前に知恵の経営を取得しました。その時に自社の強みを徹底的にブラッシュアップをすることが出来ました。それと同時に、今後伸ばしていく方向性がはっきりと見つけることが出来ました。その流れの先に現れたのが「葬儀料理内製化」という経営革新部分です。今回の経営革新も知恵の経営が無ければ思いつくことすらできなかったと思います。
その様な事から、中小企業の経営者なら「知恵の経営」から「経営革新」は絶対に取得されるべきだと思います。